この六角のペンダントライトは、金属金物を作り始めた初期からある製品で、

「シンプルで質の良い製品を作りたい」という思いを込めて製作したものです。

形としては六角柱の真鍮の塊と電球というシンプルさですが、仕上げの表情を出すためにいくつも工程を重ねています。真鍮の表面は元々の素材としてはツルツルしているのですが、手で磨いたり、石の中に入れて機械で回したりすることによって、光沢の取れた少しざらざらとした独特の表情を出しています。

インテリアの主役になるものではなく、

空間に馴染みながら、時間と共に変化してくことを楽しんでもらえるような照明になって欲しいという思いで製作しております。